初句会
毎年恒例の初句会、主宰夫人が八十半ばなので昼間の会となり、全員出席の和気藹々楽しい会となった。例会は六句出句だが新年会は三句出句、一時間ほどで終わり、あとは3千円の料理に舌鼓を打って散会した。
煮凝や夫亡きくらし慣れもして 田鶴子 煮凝(にこごり)
初笑い初泣きもありめでたけれ 路子
一年に一日の縁賀状読む 山人 一日(ひとひ)、縁(えにし)
愛用の針山も古り縫始 洋子 縫始(ぬいはじめ)
年迎ふ良きことありと思ひたく 千代美
亡父に似て白髪増えし初鏡 伯水
初釜や若き声して華やぎぬ 寂水
春隣電車乗り継ぎ郊外へ 汀子
「雑感」
月日が飛ぶように過ぎてゆく。山人の口癖であるが早や一月尽である。昨年の正月は人生初めて夫婦二人だけの正月だった。ことしは年末から末娘が孫連
れて泊まり込み、二日には東京の娘一家4人が里帰り、3日には末娘の婿も里帰りから戻り、9人の大所帯となった。また次女の友達三人が各々二人の子供連れ
て来家、保育園のような賑わいだった。この人数を手作りおせちでもてなす我妻はスーパーレディであると、ほとほと脱帽であった。
昨年の大晦日、心
肺停止で生まれ、脳障害を危惧された次女の次男も我が家に来てから十歩ぐらい歩けるようになった。子供の成長の早さに驚く次第である。次女の長男はことし
小学生、喜怒哀楽が激しく感情をセーブすることができない。しかし母親が辛抱強く自由にさせている。他人が見れば何で叱らないのかと思うが、私はそれは正
しい育て方だと思っている。それはこの子が保育園では問題児でなく、保育士さん達から「この子は分かりやすくて可愛い」と言われているからだ。小学校から
の友人で元小学校長がいるが、一番指導で難しいのは、いじめの首謀者の親を呼んで注意すると、「うちの子は家では全く問題はない、そんなことをするはずが
ない」と親が信じてくれないのが一番困るということだった。家ではお利口さん、安心してはいけない。かなり脱線してしまった。
たびたび言うが、人生の勝利者は「名声/名誉」「出世」「富」ではなく、健康で長生きしたものである。これも私の口癖であるが、この全てに縁のない 山人がいうと負け惜しみのように聞こえて説得力がないのが悩ましいところである。体の内外ともに傷だらけの障害者であるが、精神の健康だけは保ち続け、正 義と真実を見極める目を曇らせることなく、日本尊厳死協会の一員として「ぴんぴんころり一週間」で生涯を終えたいと思うきょうこの頃である。











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